背骨を渡る2007年04月06日 21時12分33秒

橋の雪背骨
朝と夕に渡るこの橋。
森と森をつなぐ橋。
季節ごとに実に多様な感覚が味わえる。

夏、、、木々や鳥、虫、風とニオイ。
秋、、、落ち葉の絨毯。
真冬、、、通行不能。
晩冬、、、空中浮遊。(橋の欄干に届くほどの積雪の上で…)
そして
春、、、スリリングっっ!!

積雪がじわじわと溶けはじめる。
その溶け方は表面から水平にではなく、
踏み固められた冬の歴史を語るかのように
人ひとり分の道を残す。

まるで橋の背骨のよう。。。

意を決して背骨の平均台をふらふらと渡っていく。
自然に伸びる両腕に緊張とまだ冷たい風が走る。
目線は雪の、背骨の、平均台の、、、上、、、昨日の自分の足跡を追う。
昨日より今日、今日より明日とスリルは増すようだ。

いつかスリルは頂点に達し、私がずるりっと転げ落ちるだろう。
その衝撃で背骨は砕け、足の裏の緊張がスッと抜ける。
そうしたら、、、やってくる。
本当の春が。

ぢゃ、、、週末も達者で、、、ケロケロ♪
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